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代表取締役会長CEO 早川 与規

『2014年3月期:決算について』

 

本日発表いたしました2014年3月期通期決算のハイライトにつき、ご説明いたします。

詳細につきましては「2014年3月期通期決算説明資料」をご覧下さい。

 

2014年3月期通期は、前期比(YoY)で大きく増収増益

 通期業績につきましては、売上高61億56百万円(前期比33%増)、営業利益1億38百万円(前期比5,535%増)となり、前期比で大きく増収増益を達成する事が出来ました。これは前年度まで先行投資期にあった2つの中核事業(スマートフォンメディア事業、RTB広告事業)が共に成長し、各々損益分岐点を超えたことが大きく、中期的な成長の基盤が出来ました。また、行使価額修正条項付き新株予約権の行使により、これまでに16億29百万円の資金調達をしております。当期末の現預金残高は50億円を超えておりますが、用途およびタイミングをしっかりと見極めた上で成長に向けた投資をしてまいります。

 当期は、中核事業の成長、既存事業の安定、資金調達と中期的な成長への手応えを感じる事の出来た年度となりました。

 

第4四半期も、前四半期比(QoQ)増収増益、売上高・営業利益は当期最高

 第4四半期につきましても、当期四半期ベースの売上高18億17百万円(前四半期比13%増)、営業利益1億32百万円(前四半期比197%増)と、共に当期最高値を達成しました。RTB広告事業は自社DSP/SSPの成長に加えて年度末の広告需要を着実に取り込み、前四半期比67%の増収となり大きく成長いたしました。スマートフォンメディア事業も前四半期比25%の増収と成長を続けております。

 

スマートフォンメディア事業は、短期・中長期の両輪

 当社スマートフォンメディア事業における現在の事業構成は、下記に大別されます。

1)中長期収益化アプリ=CocoPPaに代表されるようなユーザーの生活に密着し、大規模なトラフィックを生み出すサービスを創ることで利益規模を中長期でスケールアップさせるアプリ

2)短期収益化アプリ=その時々のトレンドに合わせたサービスに取組み、早期のサービス立ち上がりによって安定的な収益を創出し、事業全体を支えるアプリ

当期はこの両輪の基盤構築に成功し、損益分岐点を超えて成長しました。当期においては特に2)が伸長し、収益に貢献しています。一方で1)のスマートフォンきせかえコミュニティアプリCocoPPaは2,300万ダウンロードを超え、引き続きユーザー拡大傾向を継続しております。マネタイズ施策については試行錯誤期間に当初想定よりも時間を要しておりますが、サービスの成長および収益化の方向性は随時柔軟に検討し、中期的に日本発のグローバルスマートフォンサービスに育成したいと考えております。

 今後も「質の高いスマートフォンサービスを、タイムリーに連続して立ち上げることのできる組織力」を活かして、2)でしっかりと収益を積み重ねながら1)の成長をはかります。

 

RTB広告事業はスマートフォンに強み

 ネット広告市場全体が運用型広告へとシフトしている中期的なトレンドは変わらず、当社のRTB広告事業は自社のDSP/SSPが成長を牽引しています。更にデバイスがフィーチャーフォン・PCからスマートフォンへのシフトがますます加速する中で、当社DSP/SSPは成長著しいスマートフォン領域で国内最大級となっていることも成長の大きな要因となっています。また、特に媒体社向けサービスであるSSPが足下大きく伸びており、運用型スマートフォン広告市場の強い成長を実感しています。今後も自社DSP/SSPを中心に、スマートフォン領域に強みを持つRTB広告サービスを提供し、引き続き市場を上回る成長を目指します。

 

2015年3月期業績について

 2015年3月期に最重要視する経営指標は連結営業利益額です。当社は、インターネットビジネスにおける成長市場で事業をしておりますので、増収は当然のこととして、営業利益拡大に注力・コミットしてまいります。特に、中核事業であるスマートフォンメディア事業領域とRTB 広告事業領域の既存事業については利益の収穫期に入ったと位置づけ、当期以上の営業利益への貢献を目指します。一方で、中期的な成長に向けた事業機会をつかむために、計画外の新規事業への投資やM&Aなどを行う可能性もあることから、今期も業績予想は非開示とさせていただきます。今後につきましては、業績が予想可能となった段階での開示を検討してまいりますので、投資家の皆様におかれましてはご理解のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 我々ユナイテッド株式会社の役職員一同、当社のビジョンである「日本を代表するインターネット企業になる」を実現すべく、事業に取り組んでまいります。引き続きご指導ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願いいたします。

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