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善進投資
社会を「善」い方向へと「進」める善進投資
ユナイテッドの善進投資とは、日本が抱えるソーシャルアジェンダと真摯に向き合い、
新たなソリューション、新たなビジネスを生み出すことに挑戦するスタートアップへの投資です。
ユナイテッドが考える善進投資とは
ソーシャルアジェンダに取り組む善進投資
ユナイテッドは、少子高齢化や食料自給率の低さ、都市一極集中といった日本のソーシャルアジェンダを、新たなビジネスチャンス、成長ドライバーとして捉えています。さらに、日本で生まれたソーシャルアジェンダ対応型ビジネスを、やがて同じ悩みを抱えることになった未来の外国に輸出し国際展開することも視野に入れています。
これから世界で起きることに向き合い、新たなソリューション、新たなビジネスを日本に生み出す。善進投資とは、ソーシャルアジェンダの解決を通じて大胆な経済成長を目指す投資戦略です。
ユナイテッドは、ビジネスの育成を通じて、多くの人々の生活をより善いものにし、日本の新たな成長エンジンの構築を実現します。
ファクトチェック
人口の高齢化
日本が先行し世界が追随するソーシャルアジェンダの実例として、人口の高齢化をファクトチェックしてみましょう。
まず日本ですが、2010年には「超高齢社会」に突入しており2024年時点で高齢者人口割合が29.7%と世界で最も高い数値となっています。海外においては、ヨーロッパの先進国であるドイツが2020年に超高齢社会になっており、移民流入で労働人口が増加しているアメリカも2040年には超高齢社会へ突入すると言われています。
また、2100年に向けて人口増加が続くアフリカ諸国ですら、2060年に高齢化社会になる予測が出ています。
- 出所
- 内閣府「高齢白書」
- 国連「世界人口予測2024」
- ピクテ・ジャパン株式会社「米国経済成長の背景に移民流入、その相互関係」
- 備考
- 65歳以上
- アフリカ55の国・地域が加盟する世界最大級の地域機関
善進投資のコンセプト
善進投資では、ソーシャルアジェンダ解決と経済合理性の両立により、大きな社会的インパクトを生み出す可能性を秘めたスタートアップを投資対象としています。
中でも、ユナイテッドとして特に社会的インパクトが大きいと考えられるテーマを注力領域と定めています。
基本投資方針
- エリア/ステージ
- 国内のシード~アーリーステージ企業中心
- 対象企業
- ソーシャルアジェンダの解決を目指すスタートアップ
- 投資比率
- 善進投資は原則リードで検討
- 支援体制
- キャピタリストと専属のバリューアップ人材が伴走支援
主な注力領域
カーボンニュートラルの実現
自然資源の活用・再生とテクノロジーの活用によってCO2の排出量減少と吸収量増加を図り、さらに取り組みへの参加・活動促進を仕組み化することでカーボンニュートラルを実現
- 現在の課題
- 地球温暖化への対応策としてのカーボンニュートラルの実現に向けて、自然資源の再生とクリーンエネルギーの利用・省エネルギー化によるCO2排出量の削減とCO2吸収量の増加が必要とされています。一方で、クリーンエネルギーへの転換や省エネルギー化を促進するためのコストやインフラの未整備が課題となっており、既存システムの改善に加えて新たなCO2の削減・吸収/回収を実現する仕組みの確立が急務となっています。
- 目指す未来
- 自然資源の再生と新たなテクノロジーを活用することでCO2の排出量減少と吸収/回収量の増加につなげ、さらにエネルギーの消費可視化・取引等によりクリーンエネルギーへの転換や省エネ化への取り組みの参加・活動ハードルを下げ、カーボンニュートラルを実現します。
介護負担軽減と高齢者活躍
健康寿命の延伸と高齢者の持続的な活躍ができる社会の実現による、介護領域の負担軽減と社会全体の活性化
- 現在の課題
- 日本人の平均寿命が延伸する一方で、高齢認知症患者を筆頭とした要介護者の増加・介護費拡大・国民負担の増加が問題となっており、少子化による労働力不足も影響して社会や経済活動の維持が困難になっています。
- 目指す未来
- 健康寿命の延伸施策(生活習慣の見直しや予防医療の充実、地域コミュニティの活性化など)の実施と高齢者が活躍できる労働環境を整備し、社会/労働市場への持続的な参画を促進させ「生涯現役社会」を目指します。それにより介護領域にかかるリソースを低減、同時に要介護者と介護者への支援体制の充実に投資することで、介護領域における高齢者(予防・治療・介護費)、現役世代(増税・介護負担)、医療従事者(人材不足)の負担が軽減され、社会全体の活力が向上します。
地域産業のリデザイン
それぞれの地域社会の持つ強みを活かした魅力づくりによる、地域産業の再定義・創出
- 現在の課題
- 人口減少、東京への一極集中、後継者不在。地域経済は自分たちの強みを活かすことが出来ず、シャッター通りといったキーワードに象徴されるように衰退が進行しています。
- 目指す未来
- 地域経済を支え雇用を創出する地域産業を活性化するための仕組みを充実させます。それは、経営力の強化であり、効率的な経営のためのDXであり、人材開発の仕組みであり、そして何より、その地域の持つ資源(農業、製造業、観光など)をあらためて見直し、再定義し、強みを活かすための仕組みをつくることです。地域経済が活性化することで、その土地の魅力も高まり、そこに住んで働きたい、その地域に投資したいという意欲が向上し、地域経済が衰退から成長へと逆回転を始める好循環をつくり出します。
豊かな食環境の継続的発展
食料供給の様々な側面を進化させ、日本の豊かな食環境の継続的な発展をサポート
- 現在の課題
- 日本の食環境は手頃な価格で魅力的な食事を楽しめることに加え、世界中から来訪する観光客が称賛する豊かな食文化を育み進化させて来ました。その一方で、食料自給率の低さや、農業、畜産業の担い手不足、気候変動、国際情勢の変化など、将来に渡って現在の高度な食環境を維持発展させていくことへのリスクや課題が顕在化しています。
- 目指す未来
- 農業や畜産業における技術革新やDX、新しい流通プラットフォームの確立などにより、将来的な食料自給の課題、働き手/担い手不足、気候変動や国際情勢の変化への対応、といったリスク要因が軽減され、日本が世界から憧れられる豊かな食環境が今後も継続的に発展します。
テクノロジーを活用した
ビジネス変革
デジタル技術を活用して、業務プロセス、製品やサービス、ビジネスモデル、さらには組織や企業文化までも変革することにより、各業界が抱える課題を解決し、日本全体の生産性向上に貢献
- 現在の課題
- 少子高齢化により深刻な労働不足に悩む日本は、国際的に見ても労働生産性が低い国です。日本全体で見ても一人当たり労働生産性がOECD加盟38カ国中31位と低く、国全体としての課題と言えます。従来の商慣習やアナログ業務が残っており、生産性向上余地がある業界が多々あります。
- 目指す未来
- テクノロジーを活用したビジネス変革により、各業界が抱える課題が解決され、日本全体の生産性が向上し、経済という側面での国力が上がり、人々のウエルビーイングも改善します。
注力領域以外
社会的インパクトが大きいテーマへは積極的に投資をします。
主な善進投資ポートフォリオ
善進投資が提供する「成長時間」と「企業価値向上」
善進投資は単なる資金提供にとどまりません。
難易度の高いソーシャルアジェンダへ立ち向かうスタートアップを、中長期的視点で投資判断および伴走支援します。
強み
中長期的時間軸での投資判断
ソーシャルアジェンダは解決難易度が高いのが事実であり、短期間でのリターンを狙う投資スタイルとのマッチングは必ずしもよくありません。ユナイテッドは自己資金からの投資により複数の出資者からなるファンドのような制約がないため、短期のキャピタルゲインだけではなく、中長期の成長ポテンシャルや社会へのインパクトを踏まえた投資判断をします。
専属のバリューアップ専門部隊が伴走支援
キャピタリストに加えて、経営や事業の経験を持つ人材からなるバリューアップ専門部隊が担当となり、スタートアップの成長に不可欠な経営判断や優先事項を伴走支援します。さらに、人材採用、社内組織強化、デジタルプロモーション。さまざまな領域のプロフェッショナル企業とパートナーシップを提携し、事業の成功確率を向上させます。
バリューアップ支援
国内外含めたスタートアップのベンチマークおよび20年におよぶ投資事業で培った知見を元に、
スタートアップの成長に重要と考える支援メニューをバリューアップ専門部隊を中心に提供しています。
注力テーマ
事業戦略
事業成功には、事業構造のモデル化と戦略の仮説検証が重要と考えています。リーンキャンバスにもとづいて、新規事業戦略立案や成長を加速する既存事業戦略のアップデートおよび運用への落とし込みを支援します。
デジタルプロモーション
限られた資金で効率的な顧客獲得を行うため、最適なターゲット設定からチャネル選定、提供価値の伝え方など、デジタルプロモーション全体の設計および運用への落とし込みを支援します。
人材採用
ビジネスモデルや成長ステージにより、最適な人材を確保するため採用戦略の立案から人材のリクルーティング・面談設定まで支援します。
- 提携先
支援にあたっては、弊社人材マッチング事業本部ならびにグループ各社と連携しています。
政策ルールメイキング
政策動向を把握して、政策と連動した事業推進や自治体との連携等の成長を加速させる外部環境の構築を支援します。
- 提携先
支援にあたっては、投資先のPoliPoliと連携しています。
その他ニーズに合わせた
パートナーご紹介
ファイナンスに繋がる金融機関・VCの紹介はもちろんのこと、採用、地方展開、協業パートナー等、投資先の成長に資するパートナーの紹介を行います。
バリューアップチーム
バリューアップチームを中心に、キャピタリストチームと連携して投資後の支援等を実施します。
メディア記事
お問い合わせ
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