2022年3月期上期(累計)決算ダイジェスト

取締役 兼 執行役員
山下 優司

これまで決算のご説明については、本ブログにて早川より行っておりましたが、 今後は経営管理本部長である私・山下よりご説明いたします。

本日発表いたしました「2022年3月期上期(累計)決算」のダイジェストにつきまして、 以下4点にてご説明いたします。

なお、決算の詳細につきましては「2022年3月期上期(累計)決算説明資料」をご覧ください。
また、成長事業であるDX(※)プラットフォーム事業およびインベスメント事業の 成長戦略については、金子のブログをご覧ください。

1.上期(累計)決算および通期業績予想進捗について

2022年3月期上期(累計)業績につきましては、 売上高81億00百万円(前年同期比△10%)、営業利益45億59百万円(前年同期比△17%)と なりました。前年同期比で減収減益となっておりますが、これは前期上期に有価証券売却が集中した 影響によります。

また、通期業績予想の各計画進捗率は、売上高62.3%、営業利益以下は約80%となっております。 これは通期計画における有価証券売却実行を一部先行させたことによる影響であり、 第3四半期以降もDXプラットフォーム事業の成長に向け、 M&Aの実施や人員体制の強化を継続していくことを踏まえ、業績予想は据え置きとしております。

2.中間配当について

2022年3月期は年間連結配当性向20%の方針を継続し、通期の配当金額を設定する予定であり、 中間配当金は1株当たり17円となります。

3.DXプラットフォーム事業の状況について

成長期待事業であるDXプラットフォーム事業の上期(累計)業績につきましては、 売上高は前年同期比△11%の減収、営業利益はM&Aの実施や本セグメント全事業における 人員体制の強化により、△290百万円(前年同期比△341百万円)で着地いたしました。

第2四半期につきましては、前期は巣ごもり需要により、オンラインでのプログラミング教育に 強みを持った、キラメックス(株)が運営する「テックアカデミー」の受講者数の急増がありました。 今期はその反動と、オンラインプログラミングスクールの競合が急増した結果、個人向け事業の売上が 前期比で大きく減少したことで、事業セグメント全体で前年同四半期比△21%の減収となりました。

一方で、「テックアカデミー」の法人向け事業や、事業領域の拡張とM&Aによって、法人向け事業の成長が奏功し、前四半期比では増収となっております。

今後も「テックアカデミー」における提供価値の強化や、セグメント全体で事業ポートフォリオを 強化し、成長を目指してまいります。

4.収益期待事業の状況について

(1)コンテンツ事業

計画どおりに推移し、売上高は前年同四半期比+2%の増収、営業利益は前年同四半期比+16%の増益となりました。

 (2)アドテクノロジー事業

前期にアプリ広告領域から撤退した影響により、売上高は前年同四半期比△27%の減収、 営業利益は前年同四半期比△12%の減収の減益となりました。
一方で、継続事業であるウェブ広告領域は、前年同四半期と同水準を維持しております。

コンテンツ事業・アドテクノロジー事業、どちらも概ね計画どおりの推移であり、 第3四半期以降も収益期待事業として安定的な収益創出を図ってまいります。

以上、2022年3月期上期(累計)決算ダイジェストについてご説明いたしました。 引き続き、成長期待事業であるDXプラットフォーム事業および インベストメント事業を拡大させていくことで、企業価値の向上に努めてまいります。

※ デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation、略称「DX」) 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること(経済産業省)

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