2024年3月期 上期(累計)決算ダイジェスト

取締役 兼 執行役員
山下 優司

本日発表しました2024年3月期上期(累計)決算のダイジェストを
私・山下より以下5点にてご説明いたします。

なお、詳細につきましては「2024年3月期 上期(累計)決算説明資料」をご覧ください。

1.2024年3月期上期(累計)業績

今期は上期に有価証券売却を集中させたため、
売上高9,170百万円 (前年同期比+38%)、
営業利益5,368百万円 (同+71%)と、
前年同期比で大幅に増収増益となりました。

人材マッチング事業内の子会社において、M&A実施時の計画から事業進捗が乖離したため、
のれん未償却残高を特別損失として計上いたしました。
それにより、通期業績予想のうち、当期純利益について修正を行いました。

なお、通期の配当予想につきましては
今期からの新方針「DOE4%または配当性向50%のうちいずれか大きい金額」を
採用したことにより、特別損失計上の影響はなく、1株当たり48円から変更ございません。

3.通期業績予想進捗

有価証券を通期計画から先行して売却したため、営業利益以下の進捗率は100%を超過していますが、
下期以降も人材マッチング事業への先行投資を継続することを踏まえ、
売上高、営業利益、経常利益の業績予想は据え置きとしています。

4.中間配当

上述いたしましたが、今期より配当方針を従来の「配当性向20%」から
「DOE4%または配当性向50%のうちいずれか大きい金額」へ変更しています。
新方針を基準とし、当社発足10周年の記念配当と合わせて中間配当金は予想通り、1株当たり24円に決定いたしました。

5.事業概況

投資事業 2024年3月期 第2四半期業績/トピックス
事業特性上、保有株式の売却時期などにより四半期ごとのボラティリティは高くなりますが、通期では計画通りの着地見込みです。

直近のトピックスとしては、テクノロジーを駆使した有機農業の自動化に取り組む、
㈱トクイテンに対して、リード投資家として投資実行いたしました。

加えて以下の4社に対しても投資実行いたしました。

教育事業 2024年3月期 第2四半期業績/トピックス
売上高は、生成AIコースが伸長したことにより、前年同四半期比で増収いたしました。
営業利益は、生成AIコースの受講者獲得強化のため、
一時的に広告投資を強化したことにより、前年同四半期比で赤字幅が拡大いたしました。

直近のトピックスとしては、注力事業のひとつであるLINEヤフーテックアカデミーの募集を2023年10月12日より開始いたしました。
プログラミング未経験者が事業会社でWebエンジニアとして働くために必要なスキルを習得でき、転職までサポートいたします。

もう一つの注力事業である生成AI関連コースでは、
生成AI初学者向けである「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」に加え、
LLM使用したアプリケーション開発を行うエンジニア向けの「LLM開発コース」を9月に開講いたしました。

人材マッチング事業 2024年3月期 第2四半期業績/トピックス
イノープ㈱が拡大した一方、㈱ココドルのPMIが順調に進まず、セグメント全体では前年同四半期比で減収減益となりました。
㈱ココドルはカソーク㈱と合併し、事業拡大を図ります。

人材マッチング事業の事業進捗は以下の通りです。

登録者数は、カソーク㈱の獲得強化により、前四半期比で増加いたしました。
利用社数は、イノープ㈱の拡大に加え、ONX㈱のM&A実施により、前四半期比で増加いたしました。

アドテク・コンテンツ事業 2024年3月期 第2四半期業績
コンテンツ事業は、フォッグ㈱を中心に拡大し、前年同四半期比で増収となりました。
アドテク事業は、前期上期に広告予算が集中したため、前年同四半期比で減収減益となりました。
今後もセグメント全体で継続した利益創出を見込んでいます。

以上、2024年3月期 上期(累計)決算ダイジェストについてご説明いたしました。

引き続きパーパス「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」にもとづき
コア事業の成長により企業価値の向上に努めるとともに、社会をより善い方向へ進めることに貢献してまいります。

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