2024年3月期 第3四半期(累計)決算ダイジェスト

取締役 兼 執行役員
山下 優司

本日発表しました2024年3月期第3四半期(累計)決算のダイジェストを
私、山下より以下4点にてご説明します。

なお、詳細につきましては「2024年3月期 第3四半期(累計)決算説明資料」をご覧ください。

1.2024年3月期第3四半期(累計)業績

主に、投資事業において有価証券売却益の計上が前期を上回ったため、
売上高10,786百万円 (前年同期比+6%)
営業利益4,963百万円 (同+1%)と、
前年同期比で増収増益となりました。

2.通期業績予想進捗

営業利益以下の進捗率は100%に近い水準となりましたが、
人材マッチング事業への投資を継続することを踏まえ、通期業績は据え置きとしています。

3.配当予想

今期より配当方針を従来の「配当性向20%」から
「DOE4%または配当性向50%のうちいずれか大きい金額」へ変更しています。

新方針を基準とし、当社発足10周年の記念配当と合わせて
1株当たり48円の予想となっています。

4.事業概況

投資事業 2024年3月期 第3四半期業績/トピックス
事業特性上、保有株式の売却時期などにより
四半期ごとのボラティリティは高くなりますが、通期では計画通りに推移しています。

直近のトピックスとして、有機米デザイン株式会社に対してリード投資家として投資実行しました。

同社は「水田の自動抑草ロボットの開発」と「有機米の生産支援・流通販売」の
トータルサポートを通じ国内外の有機米市場の拡大と生産者の所得向上に取り組んでいます。

有機米/有機資材は有機食品市場の拡大、および国策としての有機農業の推進により
今後の成長が見込まれる領域です。

今後も、パーパスにもとづき、
社会課題の解決と経済合理性の両立を実現する企業への投資を強化してまいります。

教育事業 2024年3月期 第3四半期業績/トピックス
売上高は、主に法人向けコースの減少が影響し、前年同四半期比で減収しました。
営業利益は、前年同四半期比と同水準で推移しました。

直近のトピックスとして、
注力事業であるLINEヤフーテックアカデミーにて、
2024年1月より法人向けに「データ・AI活用人材育成プログラム」を新たに展開しました。

これにより、AIの活用や、データの活用に関して、
それぞれの企業のニーズにあったコースを提供することが可能となりました。

次に、法人向けリスキリング支援の取り組み事例についてご紹介します。

三菱UFJ銀行様では、自己啓発プログラムとしてテックアカデミーをご活用いただき、
プログラミングまで含めた研修を実施することで、200名を超える行員のリスキリングを支援しました。

また、伊藤忠テクノソリューションズ様では、
プロンプトエンジニアリングコースをご活用いただき、生成AIを活用できる人材の育成を支援しました。

人材マッチング事業 2024年3月期 第3四半期業績/トピックス
売上高は、ONX株式会社の連結開始により、前年同四半期比で増収となりました。
今後も中期的な成長に向け、カソーク株式会社を中心に先行投資を継続します。

人材マッチング事業の事業進捗は以下の通りです。

登録者数・利用社数ともに、各社拡大し、前四半期比で増加しています。

アドテク・コンテンツ事業 2024年3月期 第3四半期業績
コンテンツ事業は、フォッグ株式会社が伸長し、前年同四半期比で増収となりました。
アドテク事業は、主要広告主の広告出稿量低下により、前年同四半期比で減収減益となりました。

以上、2024年3月期 第3四半期(累計)決算ダイジェストについてご説明しました。

引き続きパーパス「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」にもとづき
コア事業の成長により企業価値の向上に努めるとともに、
社会をより善い方向へ進めることに貢献してまいります。

一覧に戻る
  1. トップ
  2. IR情報
  3. IRノート
  4. 2024年3月期 第3四半期(累計)決算ダイジェスト