「投資家の皆さまへ」を更新しました。

代表取締役会長CEO 早川 与規

『2014年3月期:第2四半期決算について』

 

本日発表いたしました、2014年3月期第2四半期(7-9月期)決算についてご説明いたします。当社は今年度より、ユナイテッド株式会社として新しい事業構成となっております。よって、ユナイテッドとしての事業進捗および成長度合いがおわかりいただけるよう、今回は前年同期比の比較ではなく(前年同期比等の詳細につきましては、こちらの決算説明資料をご覧下さい)、前四半期(第1四半期:4-6月期)比でご説明いたします。

 

第2四半期(7-9月期)の営業利益黒字化

まず、第2四半期の一番のトピックスとしまして、営業利益が黒字転換(70百万円)いたしました(第1四半期は109百万円の営業赤字)。当期期初におきましては、第2四半期までは営業赤字を計画しておりましたが、予定よりも早い段階で営業黒字化となりました。これは注力事業であるスマートフォンメディア事業とRTB広告事業が業績を牽引した結果です。更に、連結売上高も前四半期比35%増の1,565百万円となりました。スマートフォンメディア事業の売上高が前四半期比142%増となり、RTB広告は、同54%増となりました。一方で販管費につきましては、人員採用等の投資を完了しておりますので、前四半期期比微減となりました。事業拡大局面にありますが、必要な投資は行いつつ、一方で、引き続き販管費についても細心の注意を払ってまいります。


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スマートフォンメディア事業が特に好調

スマートフォンメディア事業における好調要因は、CocoPPaのダウンロード数拡大に伴う収益(本格的には3Qより開始)に加えて、キャリアマーケット向けアプリ事業とアフィリエイト事業の成長が寄与したことです。当社においては、過去3年以上にわたってスマートフォンアプリを50タイトル以上制作し、そのノウハウを蓄積した結果、質の高いスマートフォンサービスを、タイムリーに、連続して立ち上げることのできる組織力がつきました。CocoPPaはもちろんですが、それ以外のスマートフォンサービスによる収益も引き続き追求します。

 

CocoPPaはグローバルでダウンロード拡大継続

CocoPPaは引き続きユーザー数の拡大が続き、1,500万ダウンロード突破(9月30日)、9月26日にはAndroid版、同30日にはiOS版の大規模リニューアルが完了し、更に使い易く、サービスを楽しんで頂けるようになりました。また、米国でのユーザー比率が40%前後で推移していることから、8月22日米国ニューヨーク州に拠点を設立いたしました。第2四半期まではユーザー数拡大を最重要視してきましたが、第3四半期以降は収益化施策を開始します。まずはアイコン/壁紙の有料販売の開始、そして企業とのタイアップ広告も開始いたします。本格的な収益貢献は第4四半期からになると想定していますが、ユーザー数の拡大と収益化を同時に追求し、日本発のグローバル・スマートフォン・サービスに育成する所存です。

 

スマートフォン領域での新たな取り組み

スマートフォンメディア事業は足下成長を継続しておりますが、変化の速いインターネット業界において成長を続けるべく、新たな収益の柱となるような事業創造にも取り組んでおります。そのための仕組みづくり「U-Start」 (ユー・スタート=社内で事業立案・起業し、起案者が一定比率の株式を保有することができる制度)を4月に創設しました。その社内制度適用第一号である、フォッグ株式会社による新サービスが間もなくリリースされます。

また、株式会社ジークレスト(サイバーエージェントグループ)や、株式会社ディー・エヌ・エー等、当社にないリソースを持つ外部企業とのアライアンスも必要に応じて強化いたします。

更に株式会社コウゾウワンダープラネット株式会社等、スマートフォン領域における有望企業への投資も行っています。

今後共、スマートフォン領域で多面的に事業機会を追求してまいります。

 

RTB広告事業も好調に推移

スマートフォンメディア事業と、もう一つの注力事業であるRTB広告事業も好調に推移しました。自社広告プラットフォーム(DSP:Bypass、SSP:Adstir)のスマートフォン売上高が前四半期比62%増となりました。8月にはPCにも対応し、今後デバイス横断型配信にも取り組んでまいります。

 

最後に

下半期以降も、注力事業を中心に成長継続に努めてまいります。特に収益源となる取り組みが一旦出揃う第4四半期で成果を出し、来年度への土台作りとしたいと考えております。

また、中間配当につきましては内部留保の充実を図るべく、見送りとさせていただきます。配当方針につきましては、今後の利益水準により検討してまいります。

我々ユナイテッド株式会社は、ビジョンである「日本を代表するインターネット企業になる。」を実現すべく、事業に取り組みます。投資家の皆さまにおかれましては、引き続きご指導ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願いいたします。

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