本日発表いたしました2015年3月期第3四半期(累計)決算について、要点をご説明いたします。
詳細につきましては、「2015年3月期第3四半期決算説明資料」をご覧ください。
今回決算の要点は下記の通りです。
1)2)3)連結増収増益:二大注力事業共に成長牽引
当第3四半期(累計)の連結売上高は61億円となり、前年同期比41%の増収となりました。引き続き、二大注力事業(スマートフォンメディア事業/RTB広告事業)が成長を牽引(二大注力事業計で93%増収)しました。営業利益は2億19百万円(前年同期比+3,455%)を計上しました。
加えて、ファンド運用益2億13百万円が持分法投資損益として経常利益に、投資先の上場による株式売却益3億80百万円が特別利益として当期純利益に、各々貢献しました。
4)5)スマートフォンメディア事業:CocoPPa成長、新規サービス複数開始
スマートフォンメディア事業においては、当第3四半期(累計)の売上高が13億92百万円となり、前年同期比55%の増収となりました。
スマートフォンきせかえコミュニティアプリ「CocoPPa」(ココッパ)は、14年12月に3,200万ダウンロードを突破いたしました(15年1月に3,500万ダウンロード突破)。CocoPPa関連サービスの売上高につきましては、3Qは「CocoPPa Play」を中心に売上を拡大し、収益面でも成果がありました。14年12月より新たにホームアプリ「CocoPPaホーム」のサービスを開始、これにより更なるアクティブ率向上を図ります。複数の施策によりCocoPPa関連サービス群としての成長を加速させ、中期的に大きく利益を創出することを目指します。
さらに、3Qにおいて新規にアイドル応援アプリ「CHEERZ(チアーズ)」と「カジュアルゲームアプリ」を立ち上げ、これらが既に収益貢献を開始しております。
CocoPPa関連サービス群と、その他新規サービスの連続立ち上げにより、スマートフォンメディア事業全体の成長を見込んでいます。
6)RTB広告事業:DSP/SSP共に好調RTB広告事業においては、当第3四半期(累計)の売上高が24億42百万円となり、前年同期比125%の増収となりました。
RTB広告事業も引き続き成長を継続し、6四半期連続の増収となりました。当事業はスマートフォン領域における自社RTB広告プラットフォーム(DSP「Bypass」/SSP「AdStir」)に加えて、トレーディングデスク事業(DSPを中心とした運用型広告の取扱)も行っております。
3Qは特に、DSP「Bypass」における広告パフォーマンス向上の取り組みが奏功して成長し、足元の業績を牽引しています。SSP「AdStir」においては接続先DSP数が順調に増加して17となり、これを主要因として成長を続けております。
弊社のRTB広告事業はスマートフォン領域に軸足を置くことによって、国内RTB広告市場の成長率を大きく上回って成長を続けています。伸長著しいRTB広告事業のなかでも、更に成長率の高いスマートフォン領域で事業を展開しており、一層の成長が可能であると見通しております。
今後について
2015年3月期最終四半期である1-3月は、当社の主たる収益源となるインターネット広告市場の需要期であり、利益機会をしっかり獲得すべく一層注力いたします。
2015年3月期は、二大注力事業(スマートフォンメディア事業/RTB広告事業)の成長継続に加えて、インベストメント領域においても利益の収穫期に入りました。足下の業績面でも成果をしっかりと積み上げる一方で、成長を更に加速すべく複数の新規事業立ち上げにも取り組んでおります。我々ユナイテッドは事業環境の変化が速いインターネット業界において決して動きを止めず、また過去の成功体験に固執することなくその時々の環境において最適な事業ポートフォリオを形成すると共に、強い企業文化を形成し、進化を続けてまいります。
投資家の皆さまにおかれましては、引き続きご指導ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願いいたします。