・広告領域:売上高82億15百万円(前期比+26%)、営業利益11億27百万円(同+88%)
・コンテンツ領域:売上高55億67百万円(同+100%)、営業利益5億9百万円(黒字転換)
3)インベストメント領域は、前期大型株式売却益計上の反動による減収減益=継続性の無い要因・インベストメント領域:売上高9億15百万円(同-52%)、営業利益4億36百万円(同-76%)
通期業績総括 当期連結業績は増収減益となったものの、広告・コンテンツの両領域が計画を上回って大きく成長、2018年3月期のさらなる収益成長へとつながる内容とすることが出来ました。前期においては、営業利益の大部分をインベストメント領域が占めていましたが、当期は上述のとおり広告領域とコンテンツ領域が営業利益の中心となりました。これは前期にインベスト領域で発生した大型利益を、2大注力事業(アドテク事業+スマホコンテンツ事業)に先行投資したことが奏功し、当期の大きな成長の原動力となりました。 また、配当につきましては連結配当性向20%程度という当社方針に則り、一株当たり8円の期末配当を実施いたします。 広告領域 広告領域全体では、アドテク事業の大幅な成長が、広告代理事業の期中撤退による収益減少を補い、増収(前期比+26%)増益(同+88%)となりました。 注力事業であるアドテク事業は、経営資源を集中したことにより引き続き成長を継続し、売上高前期比+54%の伸長となりました。主力プロダクトである、DSP「Bypass(バイパス)」とSSP「adstir(アドステア)」が継続的に成長しています。引き続き、アドテクノロジー関連事業においてタイムリーに新規プロダクトをリリースし、成長加速を志向します。直近では、動画広告配信に特化したプロダクトである「VidSpot(ビッドスポット)」をリリースし、2018年3月期にかけて動画広告売上比率の向上を目指します。 コンテンツ領域 コンテンツ領域全体としては、増収(前期比+100%)、黒字転換となりました。前期来取り組んできた事業構造の転換が進み、大きな成果を生むことが出来ました。一方で、中期的な成長持続を意図し、自社での新規事業立上げやM&Aにより、積極的に事業ポートフォリオの拡充をしております。 注力事業であるスマホコンテンツ事業においては、売上高前年同期比+167%と、さらに大きく伸長することが出来ました。主にネイティブソーシャルゲーム「クラッシュフィーバー」と子会社である株式会社Smarprise(スマープライズ)が運営するiOSアプリの課金プラットフォームサービス「SMART GAME」が、増収に大きく貢献しました。 2018年3月期計画について 2018年3月期の業績予想については、現時点で非開示とさせていただきます。連結全体では増収増益を前提としておりますが、現時点においてインベストメント領域における業績を予想することが困難であり、今後業績予想を合理的に行うことが可能となった時点で速やかに開示をいたします。 アドテクノロジー領域(当期における「広告領域」から変更)、および、コンテンツ領域の見通しにつきましては下記の通りです。 ・アドテクノロジー領域売上高108億円~120億円(前期比+31~+46%)
営業利益11億50百万円~12億50百万円(同+2~+11%)
・コンテンツ領域売上高58億円~61億円(同+4~+10%)
営業利益7億円~8億50百万円(同+37~+67%)
2018年3月期もさらなる成長加速を目指し、既存事業領域における新たなチャレンジの継続と、新規事業領域への取り組みを加速し、事業ポートフォリオの強化拡充を図ります。 ユナイテッドでは、引き続き多くの試行錯誤を繰り返す中から成功を見出し、我々のビジョンである「日本を代表するインターネット企業になる」の実現に向けてまい進いたします。決して短期的な利益確保のみに走ることなく、中長期の成長を前提とした経営に努めてまいります。 投資家の皆さまにおかれましては、引き続きご指導ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願いいたします。