「投資家の皆様へ」を更新しました

message_image 本日発表いたしました、2020年3月期第3四半期(累計)決算について要点をご説明いたします。詳細につきましては、「2020年3月期第3四半期決算説明資料」をご覧ください。    

昨年度策定した中期経営計画「UNITED2.0」において、昨年度を「投資期」、今年度を「集中期」、そして来年度を「成長期」と位置付けました。その「集中期」にあたり、今般事業の選択と集中を行い、ユナイテッド・グループとしての事業ポートフォリオを再構築いたしました。詳細は「事業ポートフォリオの整理と今後の注力事業に関するお知らせ」をご覧ください。  

昨年来、文字通り「投資期」としてほぼ全ての事業において、新規事業へのチャレンジや既存事業の拡大に向けた先行投資を積極的に行ってまいりました。そして今年度は、その先行投資の結果を受け、慎重に検証を重ねた結果、残念ながら先行投資の結果を出す事が出来なかった事業については、撤退や売却の判断をいたしました。 子会社である株式会社トライフォートについては会社分割によりアプリ受託開発事業を分社化し、その全株式を取得(株式会社ブリューアス)、分割後のトライフォート株式は全て譲渡することといたしました。株式会社Smarpriseについても全株式を譲渡、株式会社アラン・プロダクツ、United Ad Technologies Asia Sdn.Bhdについては清算を予定しています。   上記の選択と集中の結果、今後の注力事業を以下のとおりといたしました。

成長期待事業をキラメックス株式会社(および株式会社ブリューアス)、インベストメント事業、収益期待事業をアドテクノロジー事業、ゲーム事業と定義いたしました。来年度以降のユナイテッド・グループとしての事業戦略につきましては、今年度終了後、早い段階でご説明できるように準備をしてまいります。  

決算の要約は以下の通りです。  

第3四半期(累計)決算ハイライト
1)売上高159億84百万円(前年同期比△30%)、営業利益32億67百万円(同△71%) 前年同期に投資先の株式上場により大きく株式売却益を計上したインベストメント事業を除くと、売上高は106億97百万円(同+8%)、営業利益△16億12百万円(同+24百万円)となりました。

2)アドテクノロジー事業 売上高48億51百万円(同+2%)、営業利益4億15百万円(同+4億76百万円) 売上高は、第3四半期はアプリ広告領域においてゲーム広告主の広告需要期に伴って売上げを伸ばし、アドテクノロジー事業全体で前四半期比増収に転じ、前年同期比でも増収となりました。営業利益においても、プロダクト間の連携強化と運用体制効率化により売上総利益率の改善トレンドを継続し、前年同期比+4億76百万円の増益となりました。  

3)ゲーム事業 売上高17億49百万円(同△3%)、営業利益△7億83百万円(同△4億95百万円) 売上高は前期リリースした新規タイトルの不振により減収となりました。営業利益は、新規タイトルの不振に加え、株式会社トライフォートののれん償却費影響により、前年同期比4億95百万円の減益となりました。第3四半期単独では、東京コンセプションの事業譲渡およびリスクを最小限に抑えた事業運営に移行したことにより、のれん償却前営業利益では黒字転換いたしました。  

4)コンテンツ事業 売上高41億44百万円(同+23%)、営業利益△4億85百万円(同△3億32百万円) 売上高は、主にオンラインプログラミング教育事業を行うキラメックス株式会社の成長により、前年同期比増収(+23%)となりました。今期上半期まで先行投資を継続した影響で前年同期比の営業赤字幅が拡大しておりますが、この度の選択と集中により、第4四半期は営業黒字への転換が見込まれます。  

5)インベストメント事業 売上高52億87百万円(同△60%)、営業利益48億79百万円(同△62%) 前年同期比では、昨年の株式会社メルカリの株式上場に伴う収益計上の反動により減収減益となっておりますが、営業投資有価証券の売却を行いました。第4四半期も来年度に向けて体制を強化し、有望な企業への投資を継続してまいります。  

2020年3月期通期業績予想について 下記の通り、2020年3月期通期業績予想を公表いたしました。詳細は「2020年3月期通期業績予想に関するお知らせ」をご覧ください。

・売上高 205~215億円
・営業利益 50億円
・当期純利益 12~13億円

今年度は営業利益50億円を計上する見通しの一方で、事業ポートフォリオ再構築の過程で27億73百万円の減損損失を計上いたしました。損失計上にあたり経営責任を明確にし、常勤取締役4名の役員報酬を20〜50%(3ヶ月間)減額することといたしました。   上述の通り今年度は「集中期」にあたり、各事業における先行投資の結果を精査し、下半期において事業ポートフォリオの思い切った再構築および収益性向上のための施策に取組んでおります。これらの取組みにより今後の成長へとつなげる所存です。  

インターネット事業を取り巻く環境は、今後も絶え間なく変化を続けていく事が明らかです。ユナイテッドは、その変化を前向きかつタイムリーに捉えることによって的確な経営判断と事業運営を行い、規律を保ちつつ積極的にチャレンジを続けてまいります。

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