ユナイテッド株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 執行役員:早川 与規、証券コード:2497、以下「ユナイテッド」)は、株式会社KENZO(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:青木 陽、以下「KENZO」)へ出資いたしました。
■KENZOの事業について
KENZOは、「建設産業のポテンシャルを最大化する」をミッションに掲げ、建設業界における書類業務を簡易化させるクラウド型ソフトウェア「建設PAD」を提供しています。
複雑な受発注構造かつアナログ業務が多い建設業界において、契約締結や見積書、請求書等の書類のやり取りや管理をオンライン上で簡易的に行えるSaaSシステムである「建設PAD」は、ソフトウェアを活用しオンライン上で各種書類業務を行えるようにすることで、バックオフィス業務の負担削減、ペーパーレス化によるコスト削減に寄与しています。
■ユナイテッドによるKENZOへの出資の背景
建設業界は、元請け・下請け・孫請けなど、細かく分業された多重下請け構造となっています。企業によって書類のフォーマットや業務フローが異なり、受発注における企業間で取り交わす書類の種類が膨大かつ煩雑なため、バックオフィス業務には大きな負担がかかっています。
さらに、建設業界は他の業界と比べて、人材の高齢化や人材不足による長時間労働の傾向が強い業界です。インボイス制度、電子帳簿保存法の義務化などの影響もあり、業界におけるDXの重要性が高まっています。
KENZO代表の青木氏は、ITコンサルタントとして建設会社のIT支援を行う中で、かねてからバックオフィスの文書化業務の非効率性を感じていました。この課題を解決するべく、電子契約が法律上可能になった2018年からゼネコンとPoC*1を重ね、2020年にKENZOを創業しました。
「建設PAD」によって建設業従事者のバックオフィス業務の生産性向上を実現し、建設産業のポテンシャルを最大化させていくことは、ユナイテッドのパーパスである「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」を体現する事業であると考え、この度出資をすることを決定いたしました。
*1 PoC(Proof of Concept):新しい手法などの実現可能性を見出すために、試作開発に入る前の検証を指す言葉
■今後の展望
KENZOは、今回調達した資金で新規サービスの開発を進めていくとともに、営業やCS(カスタマーサクセス)の採用に注力してく予定です。ユナイテッドとしても、KENZOの事業拡大とさらなる成長に向け支援してまいります。
ユナイテッドは今後も、有望なビジネスモデルを持つベンチャー・スタートアップ企業への投資を積極的に行ってまいります。
■ユナイテッド株式会社 投資事業について
ユナイテッドは「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」をパーパスに掲げ、投資事業、教育事業、人材マッチング事業の3つをコア事業としています。
投資事業においては、インターネットビジネスの黎明期から20年以上に渡って数々のベンチャー・スタートアップ企業に投資を行い、投資先企業の成長・EXITに寄り添ってまいりました。
現在は国内のシード~アーリーステージのベンチャー・スタートアップ企業を主な投資対象としております。投資はすべて自己資金で行っているため、柔軟かつスピーディーな意思決定が可能です。
投資後には、長年の事業運営・投資経験により培った事業・組織運営ノウハウの提供、及び資金調達・EXIT支援等を行っております。加えて、ハンズオン支援部隊であるUVS*2が事業戦略立案から実行に至るまで、事業成長のための一気通貫の支援を行います。
*2 UVS(UNITED Venture Success):キャピタリストチーム、バリューアップチームメンバーによって構成されるハンズオン支援部隊
■会社概要
出資先名 :株式会社KENZO
本社所在地:〒106-0032 東京都港区青山5-13-1 No.42 Arai Bldg. 4F
設立日 :2020年2月14日
代表者 :代表取締役社長CEO 青木 陽
事業内容 :建設PADの運営、建設クラウドの開発
URL :https://www.kenzo.tech/
ユナイテッド株式会社
本社所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-2-5 MFPR渋谷ビル
設立日 :1998年2月20日
代表者 :代表取締役社長 兼 執行役員 早川 与規
事業内容 :教育事業、人材マッチング事業、投資事業、アドテク・コンテンツ事業
URL :https://united.jp/