2021年3月期第1四半期決算について

代表取締役社長 兼 執行役員
早川 与規

今回の役員ブログは、本日発表いたしました「2021年3月期第1四半期決算」について私・早川より要点をご説明いたします。詳細につきましては「2021年3月期第1四半期決算説明資料」をご覧ください。また、DXプラットフォーム事業の進捗についての詳細は、金子のブログをご覧ください。

ユナイテッドでは昨年度下半期より事業ポートフォリオを大幅に整理し、今後の成長期待事業を、業績好調なDXプラットフォーム事業とインベストメント事業に絞りました。アドテクノロジー事業とコンテンツ事業については今後収益期待事業と位置付けました。一方で、残念ながら当初計画したような結果を出す事が出来なかった事業群からは撤退を行いました。

当第1四半期決算では、DXプラットフォーム事業においてキラメックス株式会社のオンラインプログラミング教育事業「TechAcademy」が強い成長を継続し、インベストメント事業についても資本市場の先行きが不透明な中、53億84百万円の営業利益を確保いたしました。アドテクノロジー事業、コンテンツ事業については新型コロナウイルス感染症による一定の業績影響も受けつつ、収益期待事業として概ね計画通りの滑り出しとなりました。

以下に決算ハイライトをご説明いたします。

通期決算ハイライト
1) 全体 売上高79億94百万円(前年同四半期比+31%)、営業利益53億円(同+213%) 事業セグメント別営業利益推移は、下記のグラフの通りです。前年度下半期から実施した事業ポートフォリオの整理により、インベストメント事業以外の3事業合計でも前年同四半期比+7億41百万円の営業利益の増加となりました。

2) DXプラットフォーム事業
売上高5億25百万円(同+50%)、営業利益△17百万円(同△55百万円)
売上高はキラメックスを中心に成長を継続し前年同四半期比+50%の増収、一方で営業利益は前年同四半期比△55百円となっておりますが、主に株式会社ブリューアスの今後の事業拡大に向けた人員増によるものです。

3) インベストメント事業
売上高54億56百万円(同+107%)、営業利益53億84百万円(同+116%)
株式会社メルカリの株式売却等により、売上高54億56百万円を計上いたしました。第1四半期末の営業投資有価証券残高は224億57百万円となっております。成長期待事業として体制を強化し、引き続き有望な企業への投資を継続してまいります。

4) アドテクノロジー事業
売上高14億44百万円(同△15%)、営業利益2億6百万円(同+49%) 昨今の事業環境の変化から、売上高の追求ではなく収益性重視の運営に移行したことにより、売上高は前年同四半期比△15%となりましたが、営業利益は前年同四半期比+49%の増益となりました。事業運営の効率化および広告仕入枠管理の徹底等により、売上総利益率が改善したことが要因です。

5) コンテンツ事業
売上高5億70百万円(同△59%)、営業利益21百万円(黒字転換、同+7億29百万円) 前年度に実施した事業ポートフォリオの整理の結果、売上高は減収となったものの、営業利益は黒字転換し、前年同四半期比+7億29百円と大きく改善しました。非継続事業からの撤退も第1四半期に完了し、今後は継続的な営業黒字を見込みます。

2021年3月期通期業績予想について
現時点では非開示とさせていただきます。新型コロナウイルス感染症による当社業績への影響を適正に予想することが困難であり、今後合理的な予測が可能になった段階で速やかに開示を予定しています。尚、各事業の見通しについては、下記スライドをご参照ください。

最後に
最後になりましたが、新型コロナウイルスでお亡くなりになられた方々、ご遺族の皆さまに謹んで哀悼の意を表すと共に、罹患された方々の一日も早い回復をお祈り申し上げます。また、医療従事者の皆さま、私たちの日常の生活基盤を支えるために仕事を続けられている皆さま、そして各方面で新型コロナウイルスへの対処にご尽力いただいている多くの皆さまに、心より感謝申し上げます。

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