2021年3月期第1四半期 DXプラットフォーム事業の事業進捗について

代表取締役 兼 執行役員
金子 陽三

本日、2021年3月期第1四半期の決算発表を行いました。ユナイテッドの成長期待事業であるDXプラットフォーム事業の事業進捗について、こちらのブログで説明いたします。

なお、今期より成長期待事業としてDXプラットフォーム事業を事業セグメントとして新設いたしました。その背景や事業内容に関する説明につきましては、こちらのブログをご覧ください。

ユナイテッドのDXプラットフォーム事業について

ユナイテッドのDXプラットフォーム事業は、「企業のトランスフォーメーション」と「個人のトランスフォーメーション」を実現するために「企業のDX支援」と「DX人材の輩出」を行なっております。

「企業のDX支援」とは、世の中の企業がDXを実現することができるようにユナイテッドグループが支援します。そしてそのデジタルトランスフォーメーション(DX) を通じて、クライアント企業のビジネスモデルの変革、そしてそれによる事業の成長を実現することを目指します。

 一方で、「DX人材の輩出」とは、個人に対してDX人材になるための機会やスキルアップの機会を提供し、世の中のDX人材を増やします。そしてDX人材を欲している企業のニーズを充足することを目指します。

ユナイテッドのDXプラットフォーム事業の事業ドメイン(事業領域)は複数に跨り、現在はキラメックスの「個人向け教育事業」、「法人向け研修事業」、「人材マッチング事業」、そしてブリューアスの「アプリ・システム開発」を提供しておりますが、今後DX支援事業としてのDXコンサルティング・サービスやソリューション・サービス、そして人材サービスなどに取り組み、強化して参ります。

2021年3月期第1四半期業績について

売上高は、ブリューアスの開発案件検収が前四半期に集中した反動があり前四半期比では減収となったものの、キラメックスを中心に事業成長を継続し前年同四半期比では+50%と、セグメントとしては非常に順調に売上成長を遂げております。

営業利益につきましては、キラメックスが前年同四半期比増益しているものの、ブリューアスの事業拡大に向けた開発リソース追加等の先行投資を実施したため、前年同四半期比△55百万円となりました。

DXプラットフォーム事業セグメントの中核グループ会社であり、オンラインプログラミングスクール「TechAcademy」を提供するキラメックスの業績について補足いたします。

第1四半期は、売上高が前年同四半期比約1.6倍、営業利益は前年同四半期比約2.1倍に増加と、これまでの受講者数の増加トレンドを順調に継続することができております。また第2四半期以降についても成長継続を見込んでおります。なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、キラメックスの「法人向け研修事業」には一定程度のネガティブな影響がございますが、そのマイナス影響を上回る形で「個人向け教育事業」では当初計画以上の受講者数増加に繋がっております。

事業進捗について

今期DXプラットフォーム事業セグメントにおいて、①体制強化、②新規サービスの構築、③外部企業とのパートナーシップに積極的に取り組んでおります。

①体制強化につきましては、アドテクノロジー事業やコンテンツ事業の人員のDXプラットフォーム事業セグメントへの配置転換を推し進めております。結果としてアドテクノロジー事業やコンテンツ事業の収益性が改善し、本事業セグメントの成長のための体制拡充につながりました。

③の外部企業とのパートナーシップにつきましては、5月8日にフラー株式会社とユナイテッドグループ(ユナイテッド、ブリューアス)との業務提携、6月10日に株式会社ビザスクとユナイテッドグループ(ユナイテッド、キラメックス、ブリューアス)との業務提携を発表いたしました。また本日開示いたしました通り、キラメックスとファインディ株式会社で、共同での新コース制作などを目的とした業務提携を発表いたしました。

株式会社ビザスクやファインディ株式会社は出資先にも当たりますが、もう一つの成長期待事業でありユナイテッドの強みでもあるインベスト事業との連携も含めて、本事業セグメントのパートナーシップをより加速させていきます。

②の新規サービスの構築につきましては、さまざまな角度で現在企画・検討・開発を進めておりますので、開示できるタイミングが来ましたら改めてアナウンスいたします。

最後に

新型コロナウィルス感染症に罹患された皆様にお見舞い申し上げるとともに、医療従事者の方々をはじめ我々が日々生活を送ることができるインフラを提供してくださる皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。

新型コロナウィルスの蔓延によって、日本のすべての企業が生き残り、存続をかけてトランスフォーメーションを行わなければいけない状況と言えます。そしてこれは、企業に限らず生活者一個人にも同じことが言えると考えます。

当面、日本経済にとって大変困難な時期が続くかと思いますが、ユナイテッドのDXプラットフォーム事業では「企業のトランスフォーメーション」と「個人のトランスフォーメーション」を通じて社会に貢献して参る所存です。

インベストメント事業、 アドテクノロジー事業、コンテンツ事業に次ぐユナイテッドの中核事業を構築すべく、DXプラットフォーム事業に役職員一同全力を投じて取り組んで参りますので、関係各位の皆様におかれましては引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

※デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation、略称「DX」)とは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること(経済産業省)

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