期初にパーパス「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」を策定いたしました。 そして、パーパスに基づき、 「教育事業・人材マッチング事業・投資事業」の3事業をコア事業に設定いたしました。 各事業の強化や事業間連携を強化することで、社会課題の解決に取り組み、社会の善進を図ります。
なお、コア事業設定の詳細はこちらのブログをご参照ください。
本ブログでは、これまでのコア事業の事業進捗についてご説明いたします。
教育事業について
教育事業では、子会社であるキラメックスが運営するプログラミングやアプリ開発など デジタルスキルを学べるオンラインスクール「テックアカデミー」を中心にデジタル人材の育成を行なっています。 競争環境の激化に伴い、顧客獲得費用が高騰したため、 今期よりプロモーション投資を抑制した影響で受講者数が減少し、減収が続いております。 しかし、このような状況をチャンスと捉え、 今期よりサービスの改善や学習効果の向上など、事業の本質的価値の向上に取り組んでいます。 その一環として、昨年度より立ち上げたテックアカデミー卒業生と、 企業の開発案件をマッチングする「テックアカデミーワークス」との連携強化を図っています。 テックアカデミー卒業生に対して、テックアカデミーワークスを通じて実践的なスキルの習得に向けた 実務機会を提供することで、多様なキャリアパスの実現やデジタル人材としての市場価値の向上を支援しています。
実際に、テックアカデミーワークスを通じた実践機会の提供数が拡大しています。 サービス開始より1年で1,000件を超える案件を実行し、 テックアカデミー卒業生のスキルに合った数多くの実践機会を提供しています。
ユナイテッドの教育事業を再成長軌道に乗せるべく、テックアカデミーとテックアカデミーワークスの連携によって、 ユニークで効果的な教育サービスの構築を実現いたします。
人材マッチング事業について
人材マッチング事業では、副業/フリーランスを中心としたデジタル人材と、 成長志向企業のマッチングを行なっています。 今期の成長方針である ①既存事業の強化、②M&A・資本業務提携の強化、③新規事業開発の強化に則り、 主要KPIである利用社数の増大や事業ポートフォリオの拡大に取り組んでいます。
人材マッチング事業の事業ポートフォリオは大きく二つに分かれています。 一つが、ユナイテッドの投資対象となるような成長企業へのリーチ拡大や採用ニーズ把握を進めるカテゴリです。 もう一つが、企業への人材供給や人材の経験・スキル把握を進めるカテゴリです。
前期から今期にかけて実施したM&A・資本業務提携を通じて、着々と事業ポートフォリオを拡充し、 提供価値を拡大すると共に、コア事業間でのシナジー創出に向けた基盤構築に取り組んでいます。
・投資事業とのシナジー創出:
‐ 企業の成長に資する人材の供給によって、投資先の成長加速を図る
・教育事業とのシナジー創出:
‐ 成長企業で求められる人材のスキルの可視化と教育プログラムへの展開
‐ 教育事業にて育成したデジタル人材を人材マッチング事業へ供給
今後も、人材マッチング事業内の二つのカテゴリ間における事業連携を強化するとともに、 教育事業・投資事業とのシナジーを追求していきます。
また、上述の成長方針を通じて、着実に主要KPIである利用社数は増大し、 前年同四半期比で+94%となりました。
下半期についても、成長方針の通り、既存事業の継続的な成長、今期買収した事業のPMI推進、 そして、さらなるM&A・資本業務提携や新規事業開発の強化に取り組むことで、人材マッチング事業の拡大を図ります。
投資事業について
投資事業では、シード~アーリーステージのスタートアップを中心に、 資金提供および投資先のバリューアップに向けたハンズオン支援を実施しています。 ハンズオン支援強化のため、今期より投資事業本部とDXソリューション本部が連携し、 投資先支援組織であるUVS(UNITED Venture Success)を組成しました。 投資先のバリューアップに向けて、キャピタリストとコンサルタントが協働し、 事業戦略立案から実行フェーズまで幅広い支援を無償で提供しています。
そして、今期も積極的に投資件数を拡大しており、これまでに9社へ投資実行いたしました。
下半期も、意志ある事業へ資金・ノウハウを提供することで、スタートアップの支援を強化してまいります。 最後に、業績につきましては山下のブログ、ならびに決算資料をご参照ください。
今後もコア事業である教育事業、人材マッチング事業、投資事業の事業成長を図るとともに、 企業価値の向上と社会の善進に邁進してまいります。 引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。