2023年3月期第3四半期 コア事業領域の事業進捗について

代表取締役 兼 執行役員
金子 陽三

本日、第3四半期の決算発表を行いました。 併せて、私・金子から、コア事業の事業進捗について 本ブログで説明いたします。 なお、業績につきましては山下のブログ、ならびに決算資料をご参照ください

今期期初にパーパス「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」を策定いたしました。それに伴い、「教育事業・人材マッチング事業・投資事業」の3事業をコア事業に設定いたしました。コア事業設定の詳細はこちらのブログをご参照ください。

そして、各事業の強化や事業間連携強化によりシナジーを創出することで、ユナイテッドとしてユニークな企業体を目指し、社会課題の解決に取り組み、社会の善進を図ります。

教育事業について

教育事業では、子会社であるキラメックスが運営する、プログラミングやアプリ開発などデジタルスキルを学べるオンラインスクール「テックアカデミー」を中心に、デジタル人材の育成を行なっています。 競争環境が激化する中において、今期についてはサービスの改善や学習効果の向上など、事業の本質的価値の向上に取り組んでいます。 昨年度より立ち上げたテックアカデミー卒業生と、企業の開発案件をマッチングする「テックアカデミーワークス」との連携強化を図っています。テックアカデミー卒業生に対して、テックアカデミーワークスを通じて実践的なスキルの習得に向けた実務機会を提供することで、多様なキャリアパスの実現やデジタル人材としての市場価値の向上を支援しています。

実際に、実践機会であるテックアカデミーワークスの案件数が増加しており、前年同期比で+55%、テックアカデミーワークスの案件に取組むワーカー についても、前年同期比で+213%と、学んだスキルを活かして活躍している人材が増加しています。

また、第3四半期より日本を代表するインターネット企業であるヤフー株式会社との共同事業として「Yahoo!テックアカデミー」を開講しました。ヤフー社が持つエンジニアリングのノウハウを教材やカリキュラムに活かし、より一層高いレベルのエンジニアを輩出することを目指し、多くの受講生の方々にとってエンジニアとしてのキャリアを切り拓く一助となることを期待しています。

人材マッチング事業について

人材マッチング事業では、副業/フリーランスを中心としたデジタル人材と、成長志向企業のマッチングを行なっています。 今期の成長方針である①既存事業の強化、②M&A・資本業務提携の強化、③新規事業開発の強化に則り、主要KPIである利用社数の増大や事業ポートフォリオの拡大に取り組んでいます。 第3四半期においては、株式会社ドゥーファより副業・転職マッチングプラットフォーム「Kasooku」を事業譲受形式でM&Aを行いました。 これにより、今期実行した M&A は合計3件となり、KPI である利用社数についても、 前年同四半期比で+115%と順調に増加しております。

あらためて、人材マッチング事業の事業ポートフォリオについてご説明いたします。 人材マッチング事業の事業ポートフォリオは大きく二つに分かれています。 一つが、ユナイテッドの投資対象となるような成長企業へのリーチ拡大や採用ニーズ把握を進めるカテゴリです。もう一つが、企業への人材供給や人材の経験・スキル把握を進めるカテゴリです。 前期から今期にかけて実施したM&A・資本業務提携を通じて、着々と事業ポートフォリオを拡充し、提供価値を拡大すると共に、コア事業間でのシナジー創出に向けた基盤構築に取り組んでいます。

<人材マッチング事業と他コア事業間でのシナジー>
・投資事業とのシナジー創出:
‐ 企業の成長に資する人材の供給によって、投資先の成長加速を図る
・教育事業とのシナジー創出:
‐ 成長企業で求められる人材のスキルの可視化と教育プログラムへの展開
‐ 教育事業にて育成したデジタル人材を人材マッチング事業へ供給

人材マッチング事業では、ユナイテッドの投資先をはじめとした成長企業の事業成長フェーズに合わせ、その成長に資する人的資本を、様々な雇用形態・職種・サービス体系で提供可能な事業群を構築すべく、今後も成長方針に則り、既存事業の継続的な成長、今期買収した事業のPMI推進、さらなるM&A・資本業務提携や新規事業開発の強化に取り組むんでまいります。

投資事業について

投資事業では、シード~アーリーステージのスタートアップを中心に、資金提供および投資先のハンズオン支援を実施しています。 継続的に投資件数、投資金額を拡大しており、今期は20社・858百万円の投資実行を計画しています。そして、投資先が成長を続けており、2022年12月末時点の保有株式の時価総額 は約144億円、含み益は約104億円と増大しており、今後も収益貢献を見込んでいます。

また、投資先へのハンズオン支援強化のため、リード投資家 としての投資件数も増加しています。今期は3社に対してリード投資家として投資実行いたしました。 投資先支援組織として組成したUVS(UNITED Venture Success)では、キャピタリストとコンサルタントが協働し、事業戦略立案から実行フェーズまで幅広い支援を無償で提供しています。

今後もコア事業である教育事業、人材マッチング事業、投資事業の事業成長を図るとともに、企業価値の向上と社会の善進に邁進してまいります。 引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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