2023年3月期 通期決算ダイジェスト

取締役 兼 執行役員
山下 優司

本日発表しました「2023年3月期 通期決算」のダイジェストを私山下より以下5点にてご説明いたします。

なお、決算の詳細につきましては「2023年3月期 通期決算説明資料」をご覧ください。

当社では2023年3月期よりパーパスに基づいて、教育事業・人材マッチング事業・投資事業を
今後の成長をけん引するコア事業として設定いたしました。

コア事業の事業進捗と2024年3月期の事業方針については金子のIRノートをご覧ください。


1.通期業績および業績予想比較について

2023年3月期通期業績につきましては
売上高13,140百万円 (前年同期比+3.3%)、営業利益5,823百万円 (同+1.5%)となりました。

インベストメント領域・アドテクノロジー領域が好調に推移し、前期比で増収増益となっております。


また、通期業績予想比較につきましては売上高・営業利益・経常利益は予想を上回って着地いたしました。
当期純利益については法人税等の金額が増加したことで業績予想をわずかに下回って着地いたしました。
EPSについては、自己株式の消却により、業績予想を上回って着地いたしました。


2. 期末配当について


連結配当性向20%の方針に基づき、期末配当23.0円(前期比+3円)、年間配当43.0円(同+6円)となる
増配を予定しております。


3.事業領域ごとの業績推移


(1)DXプラットフォーム領域
売上高は教育事業「テックアカデミー」における受講者数減少による減収を人材マッチング事業の成長により補い、
前期比で増収となりました。営業利益は人材マッチング事業への先行投資により前期比で赤字幅が拡大いたしました。

(2)インベストメント領域の業績推移
有価証券の売却、およびLP出資先の運用益を計上したことにより売上高は70億2千8百万円、
前期比プラス6%で着地いたしました。

(3)コンテンツ領域の業績推移
売上高はクラッシュフィーバー譲渡の影響により前期比で減収となりましたが、フォッグ㈱、㈱インターナショナルスポーツマーケティングでは増収となりました。営業利益は同譲渡の影響により減益となりました。

(4)アドテクノロジーの業績推移
主に上期に大型広告主の広告予算が増加し前期比で増収増益となりました。
本領域では2021年の分社化以降増収増益を続けており継続的に収益貢献しております。


4.2024年3月期 通期業績予想


今期より、コア事業である教育事業・人材マッチング事業・投資事業を明確化する目的として、
以下のように事業セグメントを変更いたします。

DXプラットフォーム領域は教育事業・人材マッチング事業、インベストメント領域は投資事業といたします。
なお、コンテンツ領域とアドテクノロジー領域は収益期待事業としてアドテク・コンテンツ事業へと統合し、
今後も安定的な収益基盤を形成いたします。

上記の事業セグメントにて、教育事業・投資事業・アドテク・コンテンツ事業にて創出される利益を、
人材マッチング事業の中期的な成長に向けた先行投資を継続いたします。

2024年3月期通期業績予想は、以下の通りです。
保有上場株式について、市況を鑑みて前期比で売却を抑制する見込みとなっております。
また、当期純利益は前期に特別利益を計上した反動により前期比△20.3%の見込となっております。

事業セグメント別の見通しについては、以下の通りとなります。


5.資金用途、および株主還元の拡充について


資本効率の向上および資金の最適な活用を図るため、事業投資の継続に加え株主還元の拡充を実施いたします。

上記の株主還元の拡充を踏まえ、
今期の配当予想は通配当46円(前期比+3円)に記念配当50円を加え、合計96円(同+53円)となる見通しです。
なお、上記配当金は株式分割を考慮しない場合の金額となります。
(2023年6月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施予定)

(1)配当方針の変更
今期より配当方針を「DOE4%または配当性向50%のいずれか大きい金額」へ変更いたします。
新たにDOEを採用することで、投資事業において保有株式の売却時期によって変動する短期的な業績に
影響されない安定した配当を可能とするとともに、多額の利益が発生した場合、それに応じた株主還元が
実現できるよう配当性向を併用いたします。

(2)記念配当の実施
前期にユナイテッド発足10周年を迎えたことを記念して、1株あたり50円の記念配当を実施いたします。

前期まで実施しておりました自己株式取得は、流通株式低下を考慮し、今期以降は見送りといたします。
なお、配当方針の変更と記念配当の実施により、総還元性向は前期45%から今期57%へ上昇する見通しです。

(3)株式分割
投資単位あたりの金額を下げることによる株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることを目的に、
2023年5月31日を基準日として、1株につき2株の割合で分割を実施いたします。

以上、2023年3月通期決算ダイジェストについてご説明いたしました。

引き続きパーパス「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」に基づきコア事業の成長により企業価値の向上に
努めるとともに、社会をより善い方向へ進めることに貢献してまいります。

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